Minecraft Education Edition が素晴らしすぎた話
2020年に小学校でプログラミング教育が必修化します。で、どんな内容か調べてみたらブロックを並べる、いわゆるビジュアルプログラミングでした。
正直、「なーにがビジュアルプログラミングだ」と。「男は黙ってガリガリコードを書け」と。言いたいところでしたが、思わず「スゲェなおい」と驚いてしまいました(笑)。
今回は、そんないい意味で期待を裏切られた内容を書いていきます。
1. 教育版なのに、自由度は高い
これです。これ。普通、教育版というと「ゲーム要素なし」というような機能制限があると思いますが、なんと普通にサバイバルモードで遊べます。マインクラフトできるんです!
ウィンドウのタイトルがしっかり Minecraft Education Edition になってます。
もちろん、マルチプレイも可能です。
教育版と言えど、ここまでできると通常版のマインクラフトと同じですね。
しかし、これだけでないのが教育版です。
2. プログラミング学習コースが充実
View Library をクリックすると、なんと!
選べる4つのモード。そしてLESSONSです。
すごくないですか?こんなにたくさんのコースが!
マイクラってこんなに高機能でしたっけ???
私が一番注目しているのはComputer Scienceです。
選り取りみどりですね。緑だけに...。試しにHour Codeをやってみます。
困ったらこのお姉さん先生に聞いてみましょう。
3. 説明が易しく、読み上げにも対応!
これ一番鳥肌立ちました(笑)
まさか読み上げ機能までついているとは思いませんでした。あらゆるユーザに配慮されていますね!
話しかけた後はプログミング環境が自動で立ち上がります。やり方も動き付きなのでとても分かりやすいです。
指示に従ってプログラミングすると...
門が開きました!
これだけでも嬉しいですね。レッドストーン回路や感圧版なしに開閉できるのはなんか不思議な感覚だと思います。
この続きもすごく楽しかったのですが、長くなってしまうので教育版マインクラフトを実況している方たちに任せて、ここで終わります。本当に楽しいツールです。
4. ビジュアライズならではの良さと親切設計
実際にプログラムの動きを視覚的に確認できるので、見てて楽しいです。エージェントを自分の思い通りに動かす楽しさはやってみないと分かりませんが、本当に「ああ、ちゃんと動いているんだな」と実感できます。
また、分からないときは近くにいるガイドさんから説明を受けることができます。さらに、間違えても何度でも挑戦できるため、トライ&エラーを経験できるところも1つの魅力なのではないかと思います。
ちなみに、レッスンを受け終わると賞状を受け取ることができます。達成感ありますね!
5. Code Connection アプリでもっと自由に
ちなみに、このアプリを入れると、自分で好きなコーディングを行うことができます。
もっと自由にプログラミングしたいと思ったらインストールしましょう。
で、このアプリを起動するとコマンドを入力するように指示されるので、マイクラでコマンドを入力します。
コマンドを入力すると、エージェントが出現します。
そしてエディタを選んでプログラムを書くと
エージェントがプログラム通りに動いてくれます。これでタダ働きさせられますね!
また、作ったビジュアルプログラムはJavaScriptに変換することもできます。同時に言語まで勉強できる最強の環境です!
さいごに
Minecraft Education Editionはプログラミング初心者に優しくて楽しいツールだと思います。
ぜひ、日本の学校でも積極的に取り入れて活用してほしいです。おそらく、図形を作る、計算するだけのプログラミングだけだと飽きてくると思います。しかし、教育版マインクラフトは飽きさせないよう、たくさんのレッスンや自由度の高い機能を備えています。
Hello, Worldで入門する時代は終わりました。これからは目に鮮やかなプログラミングで入門する時代が来ると思います。